■小ネタツイートLog【その1】 龍馬

 現在ツイッター(@yuna_fantasia)にて小ネタツイート垂れ流し中。
 1日1ネタが目標ですが、ネタが降ってこなければおやすみ。 そんな自由な感じで。
 そのログ的にちょこっとずつまとめていきます。
 新ネタは上記アカウントにてご覧ください。

【#01】
 温もりがすっと消えて。
「行くな、お嬢!」
 虚空に向けて手を伸ばす。
「あ…あの、トイレに行くだけですから…」
 顔を赤くする彼女の姿が見えた。 そこはすっかり見慣れた西洋風の部屋。
「あの、後で飲み物持ってきます。 何がいいですか?」
「んじゃ、こーらを頼むな」
安堵して再びソファに転がった。

【#02】
「本来の姿を見せる札?」
「リンドウさんからもらったんです」
「そりゃ面白そうだな。 さっそく使ってみようぜ」
「じゃあ、無心になってください」
「無心?」
「はい、雑念があるとだめだって言われました」
「……すまんお嬢」
「?」
「もしも俺の雑念が見えたら、お嬢に合わせる顔がなくなっちまう」

【#03】
「龍馬さんって左利きなんですね」
「ああ、子供の頃に直されたけどな」
「だから両手で銃が使えるんですね」
「そうだな。 やっぱりお嬢も左利きはみっともないと思うのかい?」
「いいえ…ただ」
「ただ?」
「手をつないだ時、二人とも利き手が使えて便利だなって」
「んじゃ…試してみようぜ」

【#04/公式ツイッター企画に便乗】
都「ゆき!  今からでも遅くない!  そんなヤツとの結婚なんて考え直せ!」
龍「そりゃないぜ、都!  お嬢は俺の嫁さんになるんだ!」
都「ダメだ、ゆきはずっと私の天使なんだ!」
龍「いいや、お嬢はずっと前から俺のお嬢だ!」
ゆ「もう、二人ともほんとに仲がいいんだから……妬けちゃう」

【#05】
「高杉さんは── 黒い…?」
「ああ、確かに!  晋作はいつも黒ずくめだもんな。 んじゃ……俺は?」
「えと……龍馬さんは白と青、かな」
「あー、青い裏地の白い羽織だしな」
「ふふっ、白い雲がぷかぷか浮かんだ青いお空みたいですね」

【#06】
ゆ「教会といえば、結婚式ですよね」
龍「けっこん…?」
ア「ああ、日本でいう祝言のことですよ」
龍「しゅ、祝言っ! おおおおお俺とお嬢が祝言っ!?」
都「なんでお前とゆきなんだよ」
総「あ、坂本さん、旅立ちましたね」
小「…まるで桜智だね」
ゆ「えっ、だめっ龍馬さんっ、戻ってきて!」

【#07】
「坂本殿!」
「しーっ」
「!? なっ、何をしてるんですかっ!」
「何って、お嬢の寝顔見てるに決まってんだろ」
「ね、寝顔!?」
「チナミにも特別に見せてやろう…… な?  可愛いだろ?」
「何故坂本殿が自慢するんですか!」
「何故って……こんだけ可愛けりゃ自慢の一つもしたくなるだろ」
「だから何故──」

【#08】
「下心…?  それって『恋』ってことですか、高杉さん?」
「は?」
「『恋』は下に心がついてるから下心、『愛』は真ん中に心があるから真心、って聞きました」
「お嬢! 俺の心はど真ん中の真心だぜ!」

【#09】
「『好きです、大好きです』……ふふっ」
「お嬢はああいうのがいいのかい?」
「佐助さんの心からの言葉って感じで素敵です」
「そうかい。 んじゃ、俺も── お嬢ーっ!大好きだーっ!」
「あ、龍馬さん、チナミくんみたい」
「なにっ!?  チナミにも言われたのか!?」
「あっ、えと… (前の時空でだけど)」

【#10】
「指きりって、どうして小指なんでしょう?」
「言われてみれば、どうしてなんだろうなぁ」
「小指だけより手を握ったほうが、しっかり約束できるような気がしませんか?」
「んー、そりゃあ、その方が俺としても願ったりな話なんだが」
「え?」
「手なら、約束事の後、そのままでいてもおかしくないだろ?」

【2012/04/13 up】