■Romance Quest【星奏新聞号外(あとがき)】
どーも、報道部の天羽菜美で〜す!
一大スペクタクルファンタジー、ロマンス・クエスト、略して【ロマクエ】!
抱腹絶倒、支離滅裂、3、4がなくて五里霧中!
途中から作者がこのあとがきのネタを考えてばかりで、なかなか動きのなかったこの物語!
私、天羽菜美の出番がまったくなかったこの物語!
ダラダラと長いばかりのこの物語が、やっと『The END』を見ることとなりましたっ!
極秘情報によれば、実はこの私も重要な役どころで出演予定だったとかなかったとか。
役名は【謎の情報屋・ナミラス=アムール】!
初登場時には『愛の伝道師・ナミラス=アムール、人呼んで【早耳のナミ】!』というセリフが決まっていた上に、
どこから仕入れてきたのか重要な情報を主人公にもたらす超重要人物設定! さらにゲーム中では正門前で『神様の使い』を待っていた私が、
実はその本人が『神様の使い』だったという超ナイスな設定だったというのにっ!
作者の混沌の脳ミソが活動拒否したために、いつの間にか忘れ去られていたという不遇のキャラと化してしまったのです!
……コホン。
失礼いたしました。
ま、それはさておき、今回はこの【ロマクエ】出演者に直撃インタビューをしてみたいと思いま〜す!
まずは主人公・カホーナ=リル=ムジカ=ヒノレック役の日野香穂子さんです。
天:今回、このカホーナ役を演じられて、いかがでしたか?
日:「えーっと、なんかいつも生傷が絶えなくて大変でした。あちこち青アザだらけだし」
天:そういえば、ユノークス家で地底湖に落ちるシーンがありましたが、あれはスタントの吹き替えですか?
日:「とんでもない! ちゃんと自分で落ちましたよ。最初はすごく恐くて。
でも……和樹先輩が励ましてくれたんで、なんとか頑張れました。(日野、頬を染める)
けど、あの床がふっと消える感覚は、もう二度と味わいたくないですね」
天:それでは、この物語全体の感想を聞かせてください。
日:「んー、そうですね… あたしがお姫様で、和樹先輩が王子様っていう設定もアレですけど、
楽器が武器になるっていう設定もアレですよねぇ、やっぱり。
まあ、ずっと和樹先輩と一緒にいられたので、特に文句はないです」
天:(香穂ノロケすぎっ!)最後の魔法はどういうものか教えてください。
日:「あの魔法は『シンフォニック・アフェクション』といいます。一応あの世界の最強の究極魔法らしいです。
Affectionは『Loveよりも温和で永続的な愛情』だとか。
だから、誰かを心から愛していないと、発動しないんですって。
普通、魔法名を唱えることで魔法が発動するんですけど、
あそこで叫ぶと雰囲気まるつぶれなんでセリフがカットされました」
天:なるほど。ありがとうございました。
続きまして、主人公の相手役・カーシュクル=ヒハーラッセル=フォレスティ役の火原和樹さんです。
天:今回演じられたカーシュ役について教えてください。
火:「香穂ちゃんとずっと一緒にいられるって聞いたから引き受けたんだけどさ、
最初の頃、香穂ちゃんに冷たくされるシーンが多かったんだ。それが辛かったな。
あ、でも最後の方は結構気に入ってるよ!
だって、香穂ちゃんと見つめあったり、抱きしめ合ったりするシーンが多かったしさ。
それに、みんなの前でちゅーしちゃったし……… あははははっ」
天:(あんたもソレばっかしかいっ!)で、では、戦闘シーンについて聞かせてください。
火:「うーん、ちょっとヌルイよね、アレ。もっとさー、こう、斬るなら斬るでちゃっちゃとやらなきゃ。
それに最後の方、相棒のトランペットの出番なかったし。
まあおれ、身体動かすの好きだからいいけどね。
それはそうと戦ってる時、なんか知らないけどボール蹴りたくなっちゃってさ。
香穂ちゃん投げてくれないかな〜とか思ったりしてたんだ。なんでだろうね?」
天:(あんたはどこぞの水球チームのエースなんかいっ!?)殺陣は誰かに習ったりとか?
火:「ううん、全部自己流だよ。そうそう、剣振り回してるときにね、ふっと自分の身体が分かれそうになったんだ。
幽体離脱っていうのかな、ああいうのって。着物着てる自分が見えたりしてさ。不思議だよね」
天:(どこかの死神代行かおまいはっ!?)それではこの物語全体について、一言どうぞ。
火:「えーっ、あんまり長かったんで忘れちゃったよ、ごめんね」
天:うっ、あ、ありがとう…ございました。
途中主人公を導く(?)書物を渡すキーパーソン・リュータラス=トゥッティーラ役の土浦梁太郎さんです。
天:リュー役を演じてみて、どんな感想を持たれましたか?
土:「勘弁してくれって感じだな。
本を渡した後、あいつらの後を追っかけて旅に合流するっていう設定もあったらしいんだが──
そうならなくてせいせいしてるぜ」
天:(そ、そこまで言わなくても…)カーシュと共に戦うシーンがありましたが。
土:「あぁ、あれか。
鍵盤が腕に張り付く? バカも休み休み言えってところだな。
俺はピアノを弾くためなら、グランドピアノだろうとどこへでも運んでいくぜ」
天:(よっタイショーっ!って違う違う!)それでは、この物語全体について聞かせてください。
土:「知るか。俺は一部分しか出てないんだ。聞くなら出ずっぱりのヤツに聞いてくれ」
天:(そ、そりゃ確かに)ありがとうございました。
次は主人公たちを助ける良き協力者・ヒールス=カナジュワス役の金澤先生です。
天:カナジュワス先生役は演じてみていかがでしたか?
金:「はぁ? ったく、めんどくせー。
いいか? 今後二度と俺に面倒なことは持ち込むな。
わかったら、ほれ、帰った帰った」
天:(まったく、このダメ大人はっ!)オペラという舞台経験者として、主役のふたりの演技はどうでしたか?
金:「おいおい、オペラと一緒にすんなよ。ま、学芸会よりはマシってとこだな。
若いうちは何ごとにも挑戦してみれば?」
天:ラストバトルに参加する予定があったとか?
金:「あー、酒ビン持って片肌脱いで、長剣振り回してもよかったんだがな…。
めんどくせーから作者に圧力かけて、そのシーンはばっさり切らせた」
天:(「おどす」を使うなよ! ってあんたもゲームが違うし!)ありがとうございました。
最後にカーシュの友人・アズーム=ユノークス、ラスボス・邪神ゼラクティオンを演じた柚木梓馬さんにお話を伺いたいと思います。
天:2役演じるという難しい役どころでしたが、演じてみていかがでしたか?
柚:「そうだね、アズームのほうは自然体でやらせてもらったから、特に何も。
ゼラクティオンというのは荒ぶる神だからね、表現が少し難しかったかな」
天:ゼラクティオンは実は柚木さんの本性を具現化したもの、という噂もありますが。
柚:「そんな噂があるなんて、悲しいことだね。
それが仮に事実だとしても、僕はあんな下品な物言いはしないつもりだよ」
天:(よく言うよ!)バトルのラストでカホーナの光に包まれますが、その後どうなったと思いますか?
柚:「さあ、僕には何とも。ゼラクティオンの邪な心がカホーナの愛する心によって昇華された、
というのが一般的な解釈だろうけれど…
人の愛の形にはいろいろあると思うんだ。だからあまり干渉するのは感心しないな」
天:(くは〜っ、いつかシッポ掴んでやるっ!)どうもありがとうございました。
以上、ロマクエ出演者突撃インタビューでした。
さて、次回作では誰がどんな役どころを演じるのか!?
それよりも、作者の混沌の脳ミソはちったあ整理されて、天と地を創造できるのかっ!?
ここまでお読みいただいたアナタの忍耐強さに感謝しつつ!
それでは次回作でお会いしましょう〜!
※一部F○Xネタ、BLE○CHネタ、ハ○太郎ネタがありますが、わからない方ごめんなさい。
土金にもBL○ACHネタ入れようと思いましたが、都合により割愛。
木の中の人は代表作を知らないので、ばっさり割愛(笑)
〜おしまい〜